ハオルチアの植え替えを写真入りで解説。

大して注意してなくても元気に育ってくれるハオルチアだけど、1~1.5年に1度はしっかり植え替えて栄養豊富な土壌で育てたいところです。

ハオルチア用の土

今まで色々試しましたが、どんな土でも育つことは育ちます。とは言っても多肉植物なので、日本の草花より腐りやすいのは間違いないです。なので水はけのいい土にした方がいいです。でもだからと言って、サボテンほど気を使う必要はない感じ。ハオルチアの腐りは葉の中にたまった水が原因のことが多いと思います。

ハオルチア用の土

うちでは赤玉土(中粒)3.5、日向土2、鹿沼土2、腐葉土1、堆肥1、燻炭0.5ぐらいの割合で混ぜています。いつも目分量なのであくまでも目安。色々混ぜといた方がいろんな栄養がとれていいでしょうぐらいの軽い気持ちで作っています。たくさん作っておいてバケツに入れておくと便利。写真に写っているような園芸用の土入れはなくても問題ないですが、これがあるとだいぶ作業しやすいです。

ちなみに今使ってる腐葉土は安物でバーク(樹皮)がそのまま入っているような感じなので買い換えるつもりです。

ハオルチア用の鉢

鉢は基本的にプラ鉢しか使っていないです。具体的にはミニ蘭鉢の2.5寸と3寸を使うことが多いです。もっと大きい株の場合はそれに合わせて大きめのものを用意しています。

使う鉢の大きさは、株の周りに1cmの隙間ができるぐらいが目安。ただ、植え方によって隙間の出来かたは違います。深く植えれば場所を取るし、浅く植えればあまり場所は取りません。裏を返せば、鉢が小さくなっても浅植えすればも1~2年はいけたりします。

植え替え

準備できたらいざ植え替え。

ハオルチアを鉢から抜く。

植え替えの時期は春と秋の直前。別に他の時期でも大丈夫だけど、育ち始める直前、ということでいつもこの時期に植え替えをしています。ただ近年は猛暑のせいで実質的な春と秋が短いので、タイミングが難しい。

ハオルチアを抜く

ハオルチアを抜く時はそのまま引っ張ったりしてはいけません。というか抜けないと思います。鉢をモミモミすると土がほぐれてきて、ひっくり返すだけで土があらかた出てくるようになります。(「モミモミ」はプラ鉢だから出来る技で、陶器の場合はがんばって土をほぐさないといけない。)

ハオルチアの株を抜く

あとは軽く引っ張れば株が抜けます。ちなみに写真は白銀ブラック系のピクタ(Haworthia picta)。

根と葉の整理

ハオルチアの根の寿命はだいたい3年です。色や状態を見ればいつの根かだいたいわかります。もちろん品種によって根の形は全然違うので、あくまでも目安ですが、

  • 今年の根:白色。細め。
  • 去年の根:黄土色。やや太め。
  • それ以前の根:茶色。太め。
  • 枯れた根:茶~黒でスカスカボロボロ。ピンセットで取り除く。

ハオルチアの根

上の写真は違う株だけど根の色がわかりやすいので載せておきます。これは銀河系のピクタ。左が今年の根で右が去年の根。まだ若いのでこれ以上古い根はない。

抜いた株

手前の2本の太い根の間に、スカスカになった古い細い根が見えます。これは当然取り除きます。ピンセットを使わずに手でやろうとすると他の根を折ってしまうので注意します。

枯れている葉もピンセットで取り除きます。枯れた根や葉を取り除くことで腐る原因を減らすとともに成長スペースを確保するのです。枯れていなくても葉を何枚かむしって根が伸びるスペースを確保したり形を整えたりするこもあります。ちなみにむしった葉はそのへんの土に挿しておくと根が出て仔を吹きます。

太い根から細い根がひょろひょろ出ていますが、これをやたらめったら取ってはいけません。植物は細い根から水分や栄養を吸収します。太い根はあくまでもパイプであって、細い根こそが根の実態だと心得るべし、です。証拠に、太い根にはほとんど土がついてませんが、細い根は土の粒をたくさん掴んで離さないようになっています。細い根を取ったからって枯れはしませんが、次の細い根が伸びるまではうまく栄養を吸収できません。場合によっては根が伸びるのを我慢できずに、外側の葉を栄養として吸収して枯らしてしまったりします。

あとは植え付ける時に根が多かったり長すぎたりすると鉢に収まらないので、短く切り揃えることもあります。ただこれも細い根がなくなる原因になるので、やりすぎには注意。

根と葉の整理

整理したあとが上の写真。自然界で成長する時は誰も根や葉の整理なんてしてくれないのでそんなことする必要はないという人もいますが、日本の小さな植木鉢で育てる場合はやっておいた方がいいと思います。株の見栄えもよくなるし。

鉢底石を敷く

鉢底石

鉢底に石を敷きます。鉢底の穴から土が流れていかないようにするためのものなので、穴より粒が大きい土・石を使います。うちでは軽石を使っています。軽石は栄養ゼロだが水はけがいい。しかも形が崩れないので、植え替える時はそのまま拾って再利用できるので安上がり。

土と肥料を入れる

マグァンプK

ある程度の高さまで土を入れ、マグァンプK(小粒)をひとつまみ投入。さらにその上から土を少しかぶせ、根とマグァンプKが直接当たらないようにします。マグァンプが多すぎるからといってそうそう栄養過多で枯れたりはしないので、(サボテンの植え替えみたいに)量にうるさくなる必要はないです。

植え付け

植え付け

株を鉢に入れて、中央になるように手で軽く押さえながら土を入れていきます。この時、株の高さのことも考えておかないと、地面がやたら低くなったり、根が地面から飛び出したりしてしまいます。必要に応じて底に土を足したり、根を少し切ったりします。

浅植えと深植えはそれぞれ一長一短があります。浅植えは小さい鉢にも植えられるし、葉の間に水がたまりづらいので腐りにくいが、見た目はいまいちです。深植えは自然界での状態に近くできますが、根を切らないと植えづらかったり、通気性が悪くなるので腐りやすかったりします。あと深植えの方がよく育つとかなんとか。

いつも深植えなので、今回は試しに浅植えにしてみました。

竹串

土を根本まで入れたら、竹串かなんかで土をグサグサ刺して土をしめていきます。要するに根の間に土を詰めていきます。鉢底をコンコンと叩きつける派の人もいますが、自分がやると土をこぼしてしまうので竹串オンリーです。この作業をすると土の高さが5mmぐらい低くなるので、低くなり過ぎたら土を足します。

化粧土

そして化粧土をいれて完成。上の写真では赤玉土をいれています。自然の土の色に近いし、表面の乾き具合がわかりやすいので便利です。ただ、今使っている赤玉土は崩れやすいので不満あり。

仕上げ

タグ

タグは忘れずに挿しましょう。なんだかわからなくなってしまいます。このあと、水をたっぷりやって鉢底から微塵を流したらおわり!巷では植え替えた後1週間ぐらい置いてから水をやったりするけど、うちの場合はサボテンもハオルチアも特に気にせずすぐに潅水しています。

最後に

ハオルチアにかぎらず、植木鉢で育てている以上、植え替えは必ずやらねばなりません。植物たちは頑張って生きているので、放置して枯らさないようにしてあげましょう!